夕暮れが辺りを包み込むころ、MTBで川沿いを走る。
民家の近くを通ると、子どもの頃の懐かしい記憶が蘇った。
そう、この懐かしい匂い。
魚を焼く匂いとご飯の炊ける匂い。
そして包丁とまな板の奏でるトントントン…
小学3年生の頃、自分の行動範囲は半径2〜3キロ。
その世界を越えてみたかった。
ある日、自転車に乗って旅に出た。
親に対する家出のパフォーマンスもあった。
(久々にマウスで描いた絵、下手でしょ?)
初めて走る町並み。
自分の知らない世界は新鮮そのもの。
初めて味わう冒険の醍醐味。
しかし、夕暮れに近づくと徐々に寂しさが。
知らない家庭から漏れる、夕食のにおい、団欒の語らい…
家に帰りたい!
そう思ったとき、すでに方向を失っていた。
完全に迷ってしまったんですね。
夜は更けていく。
泣きながら、交番に駆け込みました。
おまわりさんに家まで送ってもらったのです。
怒った父親に締め出しをくらい庭先で泣く自分に、母はおにぎりを内緒で持ってきてくれました。ちょっと悲しい思いはしたものの、幼い冒険心は満たされたのです。
子どもの頃のそういった思いは続くものですね。
大人になって、日常の生活に追われても、心のどこかで冒険を求めている。これはきっと一生変わらない。
MTBはそんな自分に最高のアイテムです。
車を乗るようになって、行動範囲はずいぶんと広がりましたが、MTBで行ける範囲内でも知らないところはたくさんありそう。近場で冒険をするという醍醐味もあり。
遠くに行かなくとも、冒険はできるものです。
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